GRC:メトリクス の探索
メトリクスは、組織のプロセスの有効性を測定および評価するために使用します。1 つのメトリクスまたは組み合わせたメトリクスにより、システム、コンポーネント、またはプロセスに関するインサイトが得られます。GRC:メトリクス アプリケーションは、他のアプリケーションでプロセスのパフォーマンスを評価、比較、追跡することを可能にします。
メトリクス
GRC:メトリクス アプリケーションは、ServiceNow® Store から ESG Management アプリケーションとともに自動的にインストールされます。メトリクスの定義とメトリクスの読み取り、作成、更新の責任を担うユーザーロールは、ESG Management メトリクスマネージャー (sn_esg.metrics_manager) です。
GRC:メトリクス アプリケーションでは、[メトリクス] フォームを使用してメトリクスを定義できます。メトリクスは、メトリクスの定義とエンティティの組み合わせです。メトリクスの定義をエンティティに適用すると、メトリクスが作成されます。メトリクスが定義されると、プロセスの有効性とパフォーマンスを追跡するためのデータが収集されます。たとえば、インシデントの解決にかかる時間を計算することでインシデント解決プロセスの有効性を測定するメトリクスを考えてみます。
すべての組織には、独自のメトリクス分析をビルドおよび構造化するためのさまざまなデータソースがあります。有用なメトリクスを確立するために、メトリクスマネージャーは最初に目標を評価して設定する必要があります。次に、マネージャーは、ビジネス上の意思決定と統合されるメトリクスのターゲットを設定します。
定性的メトリクスと定量的メトリクス
メトリクスは、定性的測定と定量的測定に分類できます。
ESG Management の定性的メトリクスは、他の情報に基づいて作成した主観的な意見から得られます。ESG Management セクターの定性的メトリクスの例には、ブランドの信頼性、企業価値などがあります。
ESG Management 内の定量的メトリクスは、特定の式で具体的な値として測定できるメトリクスです。組織の定量的メトリクスの例には、レポートされるエネルギーの総使用量、地域別のエネルギー使用量などがあります。
メトリクスの例
組織内のビジネスエンティティの温室効果ガス排出量を測定する例を考えてみましょう。温室効果ガス排出は、国際的な温室効果ガス (GHG ) プロトコルによりスコープと呼ばれている 3 つのグループに分類されます。
従業員の出張と購入品というカテゴリに対して、スコープ 3 の排出のメトリクスを測定するとします。従業員の出張ポリシーは、組織内のすべての従業員に適用されます。メトリクスの定義で手順を指定することで、従業員の出張ポリシーのメトリクスを手動で収集できます。
一方、購入品のメトリクスは、メトリクスの定義で指定された条件、メソッド、スケジュール、およびコアプロパティに基づいて自動的に収集されます。メトリクスの収集プロセスを次の図に示します。
エンティティ別のメトリクスデータ
エンティティ別のメトリクスデータテーブル (sn_grc_metric_data_by_entity) には、エンティティのメトリクスの定義データとメトリクスデータ、およびエンティティ階層で定義された親エンティティのアグリゲートデータが入っています。たとえば、ESG レポート開示マネージャーが特定の場所での年間総排出量を把握する必要があり、その場所に複数のサブ場所がある場合は、データを集計してレポート目的に使用することもできます。たとえば、組織の場所が日本であるとします。そして日本には東京と京都の 2 つのサブ場所があるとします。日本での 2022 年のスコープ 1 の年間総排出量を求める必要があるとします。時間次元機能を使用すれば、データを集計すると年間総排出量を出すことができます。レポート要件に応じて、四半期、週、または月のデータを集計することもできます。このテーブルのデータは、メトリクスまたはエンティティのカレンダーに従って収集されます。