エージェントクライアントコレクター アーキテクチャ
エージェントクライアントコレクター は、会社のインフラストラクチャとインストールされたアプリケーションを監視するために、Windows、Linux、および macOS デバイスにインストールされる ServiceNow エージェントです。
エージェントクライアントコレクターアーキテクチャ - 概要
エージェントクライアントコレクター は、Sensu フレームワーク上にビルドされ、サーバー、データベース、アプリケーションサーバー、およびミドルウェアの監視機能とともにインストールされます。また、Sensu コミュニティまたは Nagios 互換プラグインからの追加チェックによるモニタリングの拡張もサポートしており、ニーズに合わせてモニタリングをカスタマイズできます。
チェックとポリシーを使用したモニタリング
エージェントは、ホストでチェックを実行して関連データを収集し、イベントまたはメトリクスに変換します。こうしたチェックは ServiceNow 内で定義され、モニタリングポリシーに関連付けられています。ポリシーとは、監視対象の構成アイテム (CI) と、そうした CI で実行されるチェックを組み合わせたものです。チェックは、システムのさまざまな側面を監視するためのポリシーに関連付けられています。
チェックインスタンス (頻度の調整、データベースログイン認証情報のようなパラメーターの指定など) は、元のチェック定義に影響を与えずにカスタマイズできます。チェックインスタンスのカスタマイズは、ポリシーに関連付けられているチェックでのみ有効になり、グローバルチェック定義を変更することはありません。このカスタマイズにより、さまざまなシナリオで各種 CI を柔軟に監視できます。
データの収集と送信
インストール後に、エージェントはホストおよびホストのプロセスに関する情報を収集します。エージェントは収集した情報を、MID サーバーを介して ServiceNow インスタンスにプッシュします。MID サーバーはエージェントと ServiceNow インスタンス間のブリッジとして機能するため、データが確実に変換され、処理のために安全に送信されます。
インスタンスでは、ホストの CI が作成され、Microsoft SQL Server などの実行中のプロセスから分類されたアプリケーションの CI も作成されます。これらの CI が作成された後、CI に関連付けられたアクティブなモニタリングポリシーがエージェントの MID サーバーにダウンロードされると、そのポリシーが実行対象のエージェントにプッシュされます。
データの保存と使用
- CI データ:構成アイテムの CMDB。
- イベントデータ:イベントテーブル (しきい値違反によってトリガーされたアラートなど)。
このデータは、モニタリング、アラート、およびレポートに利用できます。統合により、インフラストラクチャとアプリケーションの健全性をリアルタイムで可視化できると同時に、問題のプロアクティブな検出と修復も可能になります。
- ServiceNow インスタンスでモニタリングポリシーを定義します。
- MID サーバーは、インスタンスからチェックインスタンスをフェッチしてエージェントに渡します。
- エージェントはチェックを実行し、データを収集して、結果を MID サーバーに返送します。
- MID サーバーは収集されたデータを ServiceNow インスタンスに送信し、そこでデータが CMDB テーブルまたはイベントテーブルに保存されます。
エージェントで実行されるコマンドとその構成は、「チェック」と呼ばれます。エージェントには、デフォルトでチェック定義が付属しています。これにより、特定のコマンドと、そのデフォルトの実行頻度が決定されます。チェックはインスタンスで定義され、MID サーバー を介してエージェントに渡されます。
ポリシーとは、エージェントクライアントコレクター によって監視される CI と、それらの CI で実行されるチェックを組み合わせたものです。チェック定義をポリシーに関連付けます。その後、これらのチェック定義はチェックインスタンスと呼ばれます。チェックインスタンスはニーズに合わせてカスタマイズできます。たとえば、実行間隔や、MySQL データベースにアクセスするためのログイン認証情報など、ポリシー固有のパラメーターをカスタマイズします。チェックインスタンスのカスタマイズは、ポリシーに関連付けられているチェックインスタンスでのみ有効になります。元のチェック定義や、ほかのポリシーで既に作成されているチェックインスタンスには影響しません。